熱いぜ辺ちゃんを読んで
ここ最近、昔の福本作品をまんが王国で購入しては読んでいる。
ガメラ35、無頼な風 鉄、真実の男、熱いぜ辺ちゃん
個人的にはガメラ35がサクッと読めて、福本作品に共通するテーマがしっかり描かれているのでおすすめしたい。
もう一つ、熱いぜ辺ちゃんも良かったのだが、
読んで、考えさせられたシーンがあるので書く。
一巻の最後のシーン。
主人公、辺ちゃんのバイト先の店長である木島の父が亡くなってから辺ちゃんに届いた手紙の内容。
木島の父、退助はただただ怠惰な人間で、しかしやりたいことはあるが思い切って動けないという人間。
(自分そのものだ…。)
そのまま70歳になってしまい、身体が動かなくなってから、自分が無性に生きたいことに気づく。
そして今まで怠惰に生きてきたことを悔い、若者に、怠惰に生きると自分みたくなってしまうから、
全若者よ、いいかげんなところで「よいしょっと」ふっきって行動せよ。と
その想いを書いた手紙。
自分に対して書かれているようで、
自分も重くて怠惰なこの身体を担ぎ出さなければ。
と強く思った後
風呂の中で自分もこの退助おじいさんの様になったところを本気で想像した。
このまま行動しない人生を送り続け、
年老いて動けなくなり
死ぬ間際入院している自分を想像した。
とんでもなく後悔した。。。
あそこで悪い習慣を断っていれば、、
あそこで好きな子に声かけていれば、、
あそこで挑戦していれば、、
多分ひたすら悔やんで死んでいく気がする。
なぜならもう未来はないから。
死ぬ間際、自分は変われない。
それに比べて今は未来がある。
その分、まだ大丈夫なんて思ってしまうクズ思考も生まれてしまうのだが、
冷静に考えて、今変わらないと、今まで変われなかったんだからこのまま死んでいく気がする。
今変わらねば。。。と思った。
だからこそ、今失敗してもいいのだから、夢に向かって行動しよう。。
若いうちは失敗してもいい。なんて言われるから今のうちに。
なにより本気で取り組めば、今みたくテレビYouTubeばっか見て何もしないよりは経験値もつくだろう。
やらない後悔よりやる後悔。
そもそも今やろうとしてることなんて、企画書書くってだけでコストすらほぼいらないんだから。。。
書こう。